本文へスキップ

堺市鳳の刺さないはり治療

ご予約・お問い合わせ ☎ 072-261-8989

東洋医学について

鍼灸治療の基礎となる東洋医学についての解説ページです。

 ・東洋医学とは
 ・未病について
 ・健康とは
 ・病気になるのは正気が病邪に負けるから
 ・発病のパターンとその治療
 ・病気の原因『病因』
 ・気・血・津液とは
 ・気とその病気
 ・血とその病気
 ・津液とその病気
 ・経絡・ツボについて


東洋医学とは

古代中国の自然哲学(陰陽・五行)の考え方により、体や病気の仕組みを捉え治療に活かした医学。
発祥は中国だが、日本に伝わり独自の発展を遂げている。
 


未病について

病気ではないが「何となく調子が悪い」ということがあります。
そのまま放っておくと本当の病気へと進む可能性があり、そういう状態を『未病』といいます。
未病の段階から治療を行うことによって将来なるかもしれない病気を未然に防ぐことができます。
鍼灸治療を含む東洋医学は未病も治すことが出来るので、健康維持や予防医学としても注目されています。


健康とは

気・血・津液が過不足なく流れている
血液や体液、エネルギーのようなもので、全身を巡って体を養っています。
過不足が生じたり、うまく循環していないと体に不具合が現れます。
そのため、気・血・津液の量を調整し全身にバランスよく循環させることが健康につながります。

②五臓六腑がバランスよく働いている
内臓が協調的に働いているということ。
五臓六腑とは、消化器、呼吸器、循環器、泌尿器などの内臓全般でそれぞれ個別に働いているのではなく、協調的に働いて全身に気・血・津液を巡らせている。

東洋医学では病名が無くても、気・血・津液の巡りの乱れや臓腑のバランスが崩れていると病気と考えてそれを治療していきます。


病気になるのは正気が病邪に負けるから

体の外から病気の原因となる病邪(外邪)が、体表や口・鼻などを通じて体内に侵入して体をむしばみます。
ただ、体にも病邪と戦う力があります。この力は抵抗力ともいうべきもので『正気』といいます。
体の正気が病邪を撃退できれば病気は起こりませんが、正気が病邪の勢いに負けてしまうと、病邪が体の機能をおかして、病気になります。


発病のパターンとその治療

①正気が弱っている場合
正気の衰えを回復させる治療をして、気・血・津液の不足や臓腑の失調を整える。

②正気はしっかりしているが、勢いの旺盛な病邪に侵された場合
病邪の種類を特定して、病邪を追い出す治療をする。

同じ病気でも発生の原因が違えば治療のやり方も違うのが鍼灸治療の特徴です。


病気の原因『病因』

病因には外因、内因、不内外因があります。

①外因
外部から侵入してくる病邪のこと。
気候の変化は六気と呼ばれる『風・暑・湿・燥・寒・火』としてあらわれるが、この六気に過不足がある場合や季節外れである場合は、体に悪影響を及ぼします。このようになると六気は体をむしばむ病邪(外邪)と呼ばれるようになります。
体の抵抗力が十分にあると問題はないが、抵抗力が弱っていると病邪に侵入されて病気になります。

②内因
精神状態が体に影響を及ぼす。心と体は表裏一体であり、精神状態の変化が病気を引き起こす一つの原因と考えています。
『怒・喜・思・憂・悲・驚・恐』の七つの感情の変化を七情といいます。
正常な範囲での感情の変化なら問題ないが、何らかのストレスがかかり、急激な感情の変化が起こったり、ある感情が長期間続いたりすると、健康状態に悪影響をもたらします。七情は体の内側からの刺激なので臓腑を直接傷つけることがあります。
七つの感情がそれぞれ違う症状を引き起こすので、それぞれ治療も異なります。

③不内外因
外因・内因以外の生活習慣による原因、偏食、過労、運動不足、外傷(ケガ)など。
生活習慣の中でも病因となりやすいのが食生活の乱れと過労です。

食生活の乱れとしては、少食、過食、偏食などがあり、
少食は、栄養失調によって気血が不足して、体の抵抗力が低下します。
過食は、内臓に過度の負担がかかり、気血の流れが滞ったり、消化不良によって様々な病気を引き起こします。
偏食は、甘いものや味の濃いもの、脂っこいものなどの摂り過ぎにより消化機能が低下することで病気の原因になります。
冷たいものや生ものの摂り過ぎも体(特に腹部)を冷やして下痢や腹痛などを引き起こし、熱いものや辛い物の摂り過ぎは口の渇きや便秘などの原因になります。

過労は肉体的なものと精神的なものがあり、
肉体的な過労は、過度の労働によって肉体に疲れがたまり、気血が消耗して体がだるくなるだけでなく、気力まで失われてしまいます。睡眠不足も過労に含まれます。
精神的な過労は、臓腑を傷つけ、不眠や食欲不振などから体の症状へと派生していきます。

規則正しい生活と適度な運動、そして休息と体のケアのバランスが大切です。


気・血・津液とは

人間の体を構成し、生きていくための様々な生命活動を維持している基本物質が『気・血・津液』です。
特に『気』は東洋医学独特の考えで、世界には気が満ち、気が密集して万物ができていると考えられています。
気・血・津液は飲食物や呼吸から取り込み、骨や肉をつくり、内臓の働きや筋肉の動きなどのエネルギー源になります。


気とその病気

気は体内の様々な働きを支えています。
血を巡らせ、体全体や内臓を温めて働きを促進させ、体表面を保護して外邪が入らないようにする。体内の物質を変化させたり、汗などの量を調整したりもする。

元気や栄養が不足したり、病気や過労による消耗によって気が不足すると、全身のだるさや食欲不振、息切れなどがおこる。
外邪の侵入やストレス、血行不良により気の流れに滞りがあれば、痛みが出たりおなかが張ったりする。
精神の不安定や外邪の侵入、冷たいものの摂り過ぎによって気の逆行があるときは、胃のむかつき、吐き気、せき、頭痛などの症状があらわれます。


血とその病気

血は骨や筋肉を丈夫にしたり、肌や髪をつやつやにしたり、精神安定にも働いています。

消化器系の不調により血が不足すると、目が乾く、めまい、動悸、手足のシビレなどがおこります。
外邪の侵入や抑うつにより血に熱がこもると、発熱や便秘、口の渇きなどになります。
気の巡りの悪さや外邪の侵入によって血の巡りが悪くなると、神経痛、便秘、肌のくすみ、月経痛などの症状があらわれます。


津液とその病気

津液は全身(内臓や目・鼻・口など)を潤し、関節の動きを滑らかにしています。

消化器系の異常や津液の消耗で津液が不足すると、便秘、口やのどが渇く、肌のたるみなどの症状があらわれます。
津液を巡らせる臓腑の不調で津液の滞りがあるときは、関節痛、皮膚のかゆみ、ぜんそくなどがあらわれます。


経絡・ツボについて

経絡とは、体内を網の目のように走っている気血の通り道。
五臓六腑など全身をつなぎ、全身に気血を巡らせています。
全身の器官の協調性やバランスを保ち、正常に働かせるには経絡は欠かせないものです。
経絡には、体表を走るルートと体内を走り内臓に通じるルートがあります。
気血の滞りなどの経絡上に起こったトラブルは経絡でつながった臓腑に影響し、病気を引き起こします。
反対に臓腑の不調が経絡に悪影響を与えることもあります。

経絡や臓腑に不調があると、その不調はツボに反映されます。
ツボは体の不調があらわれる場所であると同時に、その不調を治療するポイントでもあります。
ツボに鍼・灸の刺激を与えると、気血の流れが良くなると同時にその刺激が経絡を通って臓腑にも伝わります。そのため、関係する臓腑の働きやバランスを整えることが出来ます。
ツボは経絡上に360以上あり、治療するために重要な働きをしています。

かたおか鍼灸


かたおか鍼灸院 ☎ 072-261-8989
〒593-8326
堺市西区鳳西町1丁75-2
(JR阪和線・鳳駅 徒歩7分)